事務所Blog

2021年10月25日 月曜日

相続放棄の手続きなど

 先日、「自分は相続を放棄したいのですが、どんな手続きがいるのでしょうか。」というご相談がありました。
 相続放棄とは、相続人としての立場を丸ごと失うものです。遺産分割協議のように「この財産はいらない」とプラス財産の配分を決めるだけのものでなく、権利義務をすべて含めて「最初から相続人ではなかった」とする手続きです。遺産分割協議は各相続人の署名押印で済みますが、相続放棄は被相続人(亡くなられた方)の死後3ヶ月以内に家庭裁判所へ申立てをしなければなりません。
 相続放棄は多くの場合、被相続人が抱えていた多額の負債を免れるために行われます。もうひとつ大きなメリットと言われているのが、固定資産税だけかかる不動産で活用の方法が考えられない不動産(よく負の不動産などと言われます)しかない相続の場合です。また、被相続人の親族など、関係者との繋がりを断ち切りたい場合にも相続放棄は効果的です。
 相続放棄のデメリットとして相続放棄した後で実は負債よりも財産の方が多かったということもあります。そのような場合でも、一旦行った相続放棄を撤回することは出来ません。家庭裁判所への相続放棄の申立てまでに充分な調査が必要です。この他にも、相続放棄のデメリットとして相続から相続への連鎖が.あります。時系列にもよるのですが、亡くなった父の借金を放棄するのに、父、母、祖父、祖母の相続まで放棄しなければならない場合もあるのです。
 今年春の民法改正・相続土地国庫帰属法で、相続により取得した土地を手放して国庫に帰属させる制度も出来ています。ただし無償で国に渡すのに要件審査手数料とか10年分の土地管理費相当額の負担金を徴収されることになるようです。(施行は2年以内にスタートなので、まだこの制度は施行されていません。)
 このように相続が発生したとき、今までの人生で経験したことのない事を色々としていかなければならないことが多いと思います。私どもの事務所では、相続に関連する色々なことに相談に乗らせていただき、最大限の節税はもちろん、相続に関連する申請、申立て、その他の手続きのお手伝いをさせていただいています。何でもご相談ください。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘

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2021年10月11日 月曜日

小規模宅地の特例 すでに共有の場合

 相続のときに使える「小規模宅地の特例」の中の「特定居住用宅地等」についてご相談がありました。「自分が妻と住んでいる家はすでに家屋、宅地とも妻と共有名義になっているのですが、相続税の節税に大きな効果があるという『小規模宅地の特例』は使えるでしょうか。」というお話でした。
 『小規模宅地の特例』は自宅や事業用の宅地を相続したときに一定の要件のもとで相続税評価額を減額できる制度です。亡くなった被相続人等が居住していた宅地(特定居住用宅地等と言います)は330㎡を上限に評価額を80%減額することができ、相続税を大幅に引き下げることができます。小規模宅地等の特例は被相続人が単独で保有していた宅地の他、複数人で共有していた宅地にも適用できます。また、被相続人が単独で保有していた宅地を複数人で相続して共有することになった場合にも適用できます。被相続人が生前に宅地を共有していた場合はその宅地のうち被相続人の共有部分が小規模宅地等の特例の対象となります。
 なお、小規模宅地等の特例を適用するにはさまざまな要件を満たす必要があります。たとえば、自宅の敷地を配偶者以外の親族が相続する場合は被相続人の死亡前から同居していることなどが必要です。被相続人に配偶者や同居の親族がいない場合で、相続の3年前までに「自己または自己の配偶者」「3親等以内の親族」「特別の関係がある法人」の持ち家に住んだことのない相続人等々の要件(「家なき子」特例と言われることもあります)を満たす相続人が被相続人が居住していた宅地を相続した場合にもこの小規模宅地の特例が適用になります。
 特例の活用で大きく節税になるだけにその適用にあたっても注意しなければならない要件が多くあります。誰でもが活用できそうな特例ですが最も有意義に活用するためには遺言書を作る時、ずっと先に遺産分割協議となった時などに充分に考えなければならない事項も多いです。
 私どもは相続税の最大限の節税が出来るように税法上の色々な特例を活用することも重要な業務と考え仕事をさせていただいています。何でもご相談ください。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘

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2021年10月 4日 月曜日

超高齢社会 いつまでも健やかで

 超高齢社会を迎えた日本では介護を必要とする人が年々増加しているとのことです。厚生労働省の調査では、75才以上の5人に1人が要介護という数字も出ています。人生100年時代、長生きをする以上健康で丈夫な身体で長生きしたいと考えるのは当然のことです。
 私は9月15日の左眼の白内障手術に引き続き、先週9月29日に右眼の白内障手術を3泊4日の入院でしてもらいました。入院中、隣のベットの方も私と同じ日に緑内障の手術をされて入院されていました。緑内障の手術は白内障手術よりずっと大変な手術と聞いていますが、元気にされており、病室でベットに寝たままですが話を色々とさせていただきました。
 その方も定年退職後のご高齢の方でしたが、目がもし見えなくなったら自分の人生真っ暗になってしまう。それよりなによりも自分が目が見えなくなったら家族、身の回りの方々に迷惑をかけることになる。そうなったら辛いと言われ、手術後の入院中も健康のためにと病院の廊下をよく歩かれていました。
 次の世代の家族に迷惑をかけないように長生きしたいという思いは皆同じだなぁ、とつくづく感じた入院の時間でありました。
 退院して家に帰って、家の前の道をご高齢の方がご夫婦で歩かれていたり、犬を連れて散歩されている様子を見て、皆出来るだけ要介護といった状態になることのないように健脚作りに励まれているなぁ、と思いました。
 次の世代の子供たちに自分が先祖から引き継いだ財産、自分がコツコツと作ってきた財産をきれいに気持ちよく継承してもらいたいと思うと同時に、自分が長生きすることで要介護等で子供たちに迷惑をかけることがないように、健康な老後を送りたいという思いは皆同じです。
 私どもは次世代の家族に迷惑をかけたくない、家族皆で仲良く財産を引き継いでほしいという想いも大事にしながら相続税の最大限の節税を一緒に考えさせていただきたいと思っています。何でもご相談ください。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘

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