事務所Blog

2016年10月24日 月曜日

遺言はだれにいくら その理由を添えて

   遺言は大切だということをよく聞くので、その準備をしておかねばと思うのだが、何からしたらいいのでしょうかという相談もよく受けます。
   まず自分の財産と負債をつかんでおきましょう。預貯金、有価証券、不動産、借金のほか生命保険等すべて書き出します。金融商品は金融機関、支店名、口座番号など、不動産は所在地、面積などを記載します。
   財産・負債の一覧ができたら、次は財産分けです。誰にどの財産をどれだけ渡すかを具体的に決めていきます。多額の生前贈与などの特別受益や介護などで尽くしてくれた寄与分を考えることも大事です。
配分は法定相続割合通りでなくて構いませんが、相続配分の少ない人にも相続人の遺留分はできるだけ確保したほうがいでしょう。財産の配分にあたっては、祭祀(さいし)をする人、いわゆるお墓やご仏壇を守り法要を主宰するひとへの心くばり、また、たとえば残された妻の介護をしてくれる人への心くばり等大事なことと思います。
   将来のことを考えると不動産の共有は避けた方がいいとか遺言書を作る時にもいろいろと考えなければならないことが多くあります。
   法的拘束力はありませんが、遺言の最後に付け加える「付言」が大事と思っています。付言で財産分けの理由や家族への思いを伝えると法定相続割合通りでなくても遺族に納得してもらえることが多いです。
   私どもは相談にこられた方の思いを大事にし、残された遺族が仲良く遺産を引き継いでくださることを念じながら一緒に考えさせていただいています。何なりとご相談ください。


税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘


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